アンティーク棚の再生

尾崎です。とても立派なアンティークの棚が入りましたので再生していきます。

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恐らく戦前のもので漆がくすんでますが、それもまたなんともいえない存在感を放っています。

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細かい所までバラして掃除。長年の埃を落とします。

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掃除していると、先代のこだわりや、細かい仕事が垣間見れます。

何度か修理されている痕跡があるので何世代も引き継がれた物なのかもしれません。

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ないパーツは作り、緩んだ接合部は締め直します。この棚は少し時間をかけてゆっくり直していこうと思います。

OLD TAGでは、商店で使われていた陳列棚、ガラスケース、戸棚、陳列台等も買取しております。ガラスが割れていたり、壊れていても問題ございません。高価買取いたします!

「経年変化」

 

 

木、革、鉄、銅、真鍮・・・時間とともに変化していく素材が見直されています。

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ジーンズも生デニムからじっくりと時間をかけて自分だけのジーンズを育てるのを楽しんだり。

 

一方では、手間をかけて、アンティーク風にエイジング加工した家具やダメージ加工したジーンズがはやっていたり。

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人も経年変化していきますが、人はそれに逆らってアンチエイジングが主流のようです(笑。

モノのエイジング加工にしても、人のアンチエイジングにしても、人為的な分だけ、どうしてもわざとらしさが滲み出てきます。


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「古っぽさ」にしろ「若っぽさ」にしろ、こだわることで、逆にそのこだわりから不自然さが生まれてきます。

こだわりも、その作り手のこだわりに共感できれば、決して悪いことではありませんが、同時にモノを通して作り手の思いや意図に向き合わされる不自由さも感じます。

 

 


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長い時を経て経年変化していくと、そのモノが持つ素材感が露わになってきます。

加工したり、手を加えたりと、人がコントロールしていたモノが徐々に剥がれ落ちて、そのモノ自身が顔を出してくる感じがします。
そのモノが持つ自由な力が解放されていくことも経年変化の魅力のひとつだと言えるのではないでしょうか。


仕事柄、時を経て生き残ったものたちと日々向き合っていますが、出来るだけ、そのモノが持つ自由さを損なわないような生かし方ができればと心がけています。

でも、それもまたひとつのこだわりとしての矛盾孕みます。

なので正解のない試行錯誤の繰り返しです。

正解がないということは、ある意味「何でもあり」とも言えます。

それが、この仕事の難しさであり、面白さでもあります。

OLD TAGでは、そういった面白さもお客様にも味わっていただけるように、お客様自身で組み合わせたり、作ったりできるようなワクワクできるモノもたくさん集めていきたいと思います。

香川、愛媛、徳島、高知、四国の古いもの・アンティーク・骨董品無料出張買取いたします。

解体現場から商品に

 

尾崎です。暑くなってきましたね、この時期の現場は過酷です。

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暑さと蚊との戦い!暑さは我慢できるが、蚊はどうにかならないものかと思います。

 

先日は古い民家の現場で、昔のローテーブルを救出してきました。

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天板がケヤキの無垢材ですので、反りや歪みがみられます。

 

image一度全てバラし、組み直し。接合部の劣化などで固定が必要な箇所は部分的にビス止め。

天板周りについていた飾り縁も破損してたので作り直します。

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今回は着色にて雰囲気を変えます。

 

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ぐっと雰囲気が変わりました。いかがでしょうか?

 

oldtagでは民家の解体や整理などで不要になった建具、家具などを買い取り致します。状態の悪いものでも修理して次に繋げることができます。ぜひご一報ください。