パーテーションの修理

こんにちは、尾崎です。

本日は古いパーテーションの修理です。

Processed with PICSPLAY

桜材で、作りも凝った品物なのですが、生地の痛みが目立ちます。

Processed with PICSPLAY

昔の布クロスで、ドレープという生地を使っています。

現在は数も減り、汚れが落ちにくい等のデメリットもあるため新しい現行のクロスに張り替えます。

 

image

image

細部まで掃除して組み立て。

古い家具を修理する際、釘も古いものを使います。

 

imageoldtagでは釘やビス等、様々な古い金物をストックしています。

 

image

上品に仕上がりました。

こちらの商品はworksページにアップしています。

 

 

今回クロスの張り替えをお願いしたのはokami artさん。自然素材の壁材を使ったオブジェや動物などアート作品もつくっています。

香川県善通寺市にギャラリーがありますので近所の方はぜひ。gallery「whats new?」

image

 

古いものを通じて、様々な分野の職人さんの知恵を借りるので、日々とても勉強になります。

 

 

プラスαな仕事人

 

いつも鉄物を製作してもらっている工作所に修繕のためお邪魔しました。

持ち込んだお品物は、100年以上前(19世紀)の工業用ミシンの鋳物製の脚です。

明治〜大正頃に家内工業で帽子を製作していたお宅に残されていました。

戦争時の金属供出を免れて生き残った希少なお品物です。

IMGP1011

鋳物のステーが1箇所折れて欠損しています。

修繕を依頼したと言うよりも「テーブルとして使えるように、欠損したステー部分を何とかしてほしいと泣きついた」という方が正確です(苦笑。

ここの社長は、鉄工職人のプロとしての技術力もすごいのですが、こちらのぼんやりとした要望を、具体的にブラッシュアップしてくれて、いつも期待以上の仕事をしてくれます。

とても頼りになるプラスアルファな仕事人なんです。

 

 

四の五の言わずに早速作業にとりかかる仕事人。

IMGP1024

IMGP1025

 

 

取り付けるステーを製作中。

IMGP1035

IMGP1029

今回は、鉄同士の溶接ではなく、鋳物と鉄の溶接。鋳物と鉄では収縮率が違うため、鉄を溶接した時点で鋳物の他の部分にひび割れが起きる可能性がある面倒なお仕事です。

 

 

IMGP1038

鉄のステー完成。

これを鋳物に溶接します。

 

IMGP1044

IMGP1054

鋳物の割れも起きずに無事溶接できました。

 

 

IMGP1062ビス穴を開けて終了。

 

IMGP1338

 

 

IMGP1328

天然オイルを脚に塗り、分厚い古材の天板を取り付けて、ミシン脚テーブルの完成です。

 

オーダー家具やオリジナル家具の製作前も、こちらの社長によく相談しますが、技術的なアドバイスや指摘も的確で、鉄工に関しては素人レベルの僕らの注文やアイデアに対して、いつも現実的な肉付けしてくれます。

要望を常に上回る社長の仕事振り。僕らもお客様に対して常にそうありたいと思います。

 

こちらの工作所はキャンプ用品や個人向けの家具なども製作していますので一般の方も鉄加工やステンレス加工で製作したいものがあれば、ご気軽に相談してみてください。

〒768-0033
香川県観音寺市新田町417-1
(有)石井工作所 石井
TEL(0875)27‐9525
FAX(0875)27‐9554
HP 090‐3181‐5497
susishii@yahoo.co.jp

次回は、こちらの社長の素敵な暮らしぶりをほんの少しご紹介します。

 

OLD TAGは、古材と鉄を組み合わせオーダー家具や店舗什器などの製作もいたします。

倉庫整理 木材編


尾崎です。最近かなりスローペースではありますが、倉庫の改造してます。

image

とにかく物が大量にあるので、まずは整理して使いやすく。

image

本日は木材の整理です。

 

現場から引き上げた床板や棚板など、様々な種類の古材があります。昔の家は立派な木を使ってますね。

特に近年楢や栃は金額が上がって高級材になりつつあるようです。

imageざっくり種類別に仕分けします。厚みも様々。

 

image

杉、松、ラワン、センダン、シオジ、桜、オーク、ケヤキ、栃  etc

この幅広いストックによって、多種多様な家具の修理、制作に対応することができます。

image

他にもガラスや、金物、建具も整理しながら順次ブログに載せていこうと思っています。お楽しみに!

image

 

oldtagでは古材の買取も行っております。解体時に廃棄される床板や縁台などの板は、次に生かせる可能性があります。使えないと判断する前に1度連絡下さい。無料出張査定致します。