倉庫整理 木材編


尾崎です。最近かなりスローペースではありますが、倉庫の改造してます。

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とにかく物が大量にあるので、まずは整理して使いやすく。

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本日は木材の整理です。

 

現場から引き上げた床板や棚板など、様々な種類の古材があります。昔の家は立派な木を使ってますね。

特に近年楢や栃は金額が上がって高級材になりつつあるようです。

imageざっくり種類別に仕分けします。厚みも様々。

 

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杉、松、ラワン、センダン、シオジ、桜、オーク、ケヤキ、栃  etc

この幅広いストックによって、多種多様な家具の修理、制作に対応することができます。

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他にもガラスや、金物、建具も整理しながら順次ブログに載せていこうと思っています。お楽しみに!

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oldtagでは古材の買取も行っております。解体時に廃棄される床板や縁台などの板は、次に生かせる可能性があります。使えないと判断する前に1度連絡下さい。無料出張査定致します。

 

 

80歳の職人技

 

煙草屋さんで昔に使われていた陳列ガラス棚を2台引き上げてきました。

ガラスがなかったり、脚が曲がっていたりと、修繕が必要です。

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まずは、脚をばらして組み直します。

今回は、いつも頼りにしている80歳の元建具職人さんにお願いします。

ガラスもサイズ通りに、まっすぐ切るのは比較的容易ですが、今回は、経年により木枠に歪みや変形が生じて、カネテが狂っています(角が直角ではない)。

ガラスを直角に切って、そのまま入れてもガラスが入らないか、入っても木枠とガラスの間に縦横隙が生じます。

ですので変形した木枠のなりに合わせてガラスを切るという高度な技術が必要です。

 

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木片で木枠の内寸を測り、カネテのズレ具合を調べます。

 

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ガラスを切った後は、グラインダーで研磨して微調整します。

 

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木枠の方も、かんなで微調整します。

 

 

 

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ガラスを外して、きれいに清掃して、木枠を磨き上げて、ガラスを戻します。

ガラスを入れるとき、天板ガラスは左右や裏表を間違えると入りません。パズルと同じで、正解は一つです。二枚の棚ガラスも上段と下段はサイズが違います。

外す時はテープで印をつけておきます。

このような陳列ケースの場合、元々のガラスが入っている場合は、木枠とガラスの多少の隙には目をつむりますが、ガラスがなかったり破損してたりで、こちらで作り直す場合は、古いものだからしょうがないという言い訳には逃げずに、できる限り現状に合わせて補修をしていきます。

この道60年以上の職人さんの技術と経験を少しでも受け継いでいけたらと思います。

腕の良い職人さんの仕事振りを見ていると、頭ではなく手先で考えながら、仕事を進めている感じがします。使う道具も延長線上にある体の一部のようです。

このオヤッさんのように僕も生涯現役が目標です。

 

OLD TAGでは、壊れていたり、破損していてもたいがいの場合は問題ありません。

家屋解体、納屋、蔵の片付け、整理などで出る様々なお品物を廃棄されたりする前に、ご一報いただければ幸いです。

アンティーク、古家具、古道具、骨董品、陳列など出張買い取りいたします。
香川、愛媛、徳島、高知、岡山を中心に中国、関西、九州方面と、どこへでも無料査定にお伺いいたします。

 

ワークテーブル

尾崎です。

今回は鉄脚とオーク材のワークテーブルの制作です。

塗装はエイジング仕上げ。

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亜鉛メッキ(ドブ漬け)が経年変化したような質感を想像しながら。

Processed with PICSPLAY

エイジングしてていつも思うことは、自然の物には勝てないとゆうこと。再現しようとすればするほど、かけ離れていく気がします。

 

なので心がけているのは基本的な方向性だけは決めて、あとは自分達の偏ったイメージとか空気感、色をいかにだすかの試行錯誤です。

 

 

image35ミリの分厚いオーク材を鉄脚サイズに木取り。テーブルの雰囲気にあわせて、ラフ仕上げとします。

 

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ちなみにこのテーブル、前回はもう少し男前な塗装をしました。

青みがかった無国籍な雰囲気で

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どちらが好みでしょうか?

HPのWorksページにも詳細載せてますので、ぜひご覧ください。

 

oldtagでは、ご要望に合わせたエイジング塗装も承っております。