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Works

骨董 美術品

玉楮象谷 作 香筒 百合柿彫/共箱▼線香筒香道具

SOLD OUT

サイズ:全長/37.6cm 直径/2.5cm

状態は良好ですが経年感等が見られます。

讃岐漆芸の祖・玉楮象谷
江戸末期の讃岐漆芸の祖・玉楮象谷(1806-1869)は、幼いころから家業である刀の鞘塗りを父に学び、
京都に遊学した際には、多くの文人や芸術家と交流、書画はもとより幅広く美術工芸の分野に接し、
従来の職人としての技術継承の域を越え、東南アジアなどからの技法輸入や研究、意匠の確立につとめた。
その技術は高く評価され、高松藩九代藩主・松平頼恕、十代・頼胤、十一代・頼聰の厚い庇護のもと、
宝蔵品の修理とともに種々の漆芸品を献上、今日の讃岐漆芸の基礎を確立していった。
その漆工技法は、象谷の継承者によって伝統的に受け継がれていく一方で、明治になり近代化の風潮のなか、実用的な生活用品の制作へと移り変わり、工芸は産業としての役割を担うようになった。

玉楮象谷(1806-1869)
文化3年高松外磨屋町生まれ。本姓は藤川、名は為三、字は子成、通称は敬造。別号に蔵黒、紅花緑葉堂がある。父・藤川理右衛門に鞘塗りを学び、のちに存清・堆朱・蒟醤などの技法を深く研究し、独自の日本的な彫漆法を完成した。余技で蘭竹をよく描いた。明治2年、64歳で死去した。

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