新しいものは作り出せますが、古いものは探し出すしかないので
そこが大変なとこでもあると同時にこの仕事の面白いとこでもあります。
僕らが扱っている物は、まだまだ廃棄されたり、放置されてりされることも
多いので、何とか捨てられる前に再生できたらって思いは強いです。
物を探し出すいうよりも「救出」している感じです(笑。
そのようなジタバタした日々のブログを担当するのがわたし、芳地です。
そして、もう一人、製作や修繕の日々のブログを担当するのが尾崎です。
今後ともよろしくお願いいたします。
今回は、大正時代のお屋敷の解体時に引き上げてきた建具 格子ガラス戸6枚組のガラスをばらして、9種類の、これまた古いガラスをランダムに入れ替える仕事です。
透明ガラス、スリガラス、ダイヤガラス、モールガラス、結霜ガラス、梨地ガラス、菊ガラス、チェッカーガラス、星空ガラスの9種類のガラスを組み合わせて、この世にひとつの表情の豊かな建具に変身させます。
まずは、しっかりと組みこまれた縦桟を外します。
昔の職人さんの寸分の狂いもないきっちりとしたお仕事のおかげでガラスを止めている縦桟を外すのも大変です!まったく動かない・・・・。途中で何度も心が折れそうになります。悪戦苦闘の末、なんとか引き抜くことに成功。
切ったさまざまなガラスを割れないように入れ替えて、縦桟を差し込んでいきます。
ガラスを揃えるのもきれいですが、柄の違う不揃いなガラスがバラバラ入っているのもなかなか趣があります。
この建具は、大阪にお住まいのお客様が建てられる別宅で使われます。
ステンドガラスなどを使った洋風アンティークを生かしたインテリアと組み合わせます。
実際どのように使われるか、ぜひ拝見したいです。
OLD TAGは、古い建具やアンティークガラスも買い取りしております。
香川、徳島、愛媛、高知、岡山、淡路、中四国を中心に出張買い取りいたします。